手荒れを防ぐ知識:カテゴリー
手荒れ・・・日常生活で気をつけたいこと
皮膚の表面は皮脂膜で被われて水分の蒸発を防いでいます。しかし、もともと手や指には皮脂線が少なく水仕事などで洗剤を使うと汚れと一緒に皮脂まで流してしまい乾燥が進みます。
水仕事をするときは木綿の手袋やハンドケア手袋をした上に、ゴム手袋をします。素手で水仕事をするときは、洗剤を薄めて使いましょう。また、熱いお湯は皮脂をよけいに奪ってしまうので水やぬるま湯を使いましょう。
普段から保湿クリームはこまめに塗るようにしましょう。指先が切れていたいときは、寝る前に多めに塗ってサランラップで覆うと効果的です。
スキンケア手袋・ハンドケアグローブ
たとえばこんな手袋があります。500円〜1500円くらいです。
ジェシーズフェイバリッツ-ハンドケアグローブ
ナイト手袋
手あれ・手荒れとは?
当てはまる方は多いと思いますが、手あれは、水仕事をよくしたり、お札をよく扱ったりする、主婦、美容師、飲食店員、銀行員などにみられる進行性指掌角皮症という病気です。
利き手の親指中指の指先から、乾燥して皮膚が剥がれ落ち、さらに硬くなってひび割れたり、指紋がなくなったりもします。
子供のころにアトピー性皮膚炎を患ったことのある方に多いようです。
手あれが進行するとほとんど全部の指に広がり、乾燥、角化、落屑がみられ、手のひらにも拡大していきます。乾燥する冬にひどくなり夏の間は軽いのが特徴です。
落屑は「らくせつ」、角化は「かくか」と読みます。
気をつけたいのは手洗いをしすぎないこと。
近年は頻繁に手洗いをすることを良しとする傾向がありますが、
たいして汚れてもいないのに手を洗うことは手荒れを悪化させます。